2020/03/28 08:42

アメリカのミッドセンチュリー・モダンの製品としてはトップクラスの知名度を誇るラッセル・ライトの食器。メルカリなどをみてみると、すでにカップ&ソーサーやプレートなどをお持ちのかたは多いようなのですが、こちらのシュガー&クリーマーのセットをお持ちのかたはほとんどおられないようなので、今回はこちらをご紹介しようと思います。





ラッセル・ライトのオリジナルの食器はミッドセンチュリー・モダンの時代よりはかなり早い1939年から1959年の20年間に渡り作られていましたが、その後も何度か再生産されています。こちらの商品もその再生産のうちの一つです。2003年からわずか1年間、ニューヨーク州のOneida社によって販売されていたものですが、デザインや質感はオリジナルのものと全く変わりはなく、ほぼ忠実なリプロダクションと言って良いと思います。


このクリーマーとシュガーポットの特徴は何と言っても2つをまとめてスタックできること。アメリカの食器、特にコーヒーカップ類は重ねて収納することができないデザインが多く、場所を取ることが多いのですが、こちらは珍しく重ねて収納する、ということがデザインの中に組み込まれています。そして重ねて持った時にも手が滑らないように下のシュガーポット部には窪みがデザインされており、さすがよくデザインされているなあ、と感心します。





 

シュガー&クリーマー、というのはなかなか日常の忙しい日々では使わないかなー、と思ったりもするのですが、別にシュガー&クリーマーとしてでなくとも色々と使えるように思います。何がいいだろう、と思うのですが、「そばつゆ&薬味」とか、「焼肉のたれ&キムチ」とかでも非常にいい感じで使えそうな気がします。そういう使い方を提案するとなんだか夢をぶち壊すみたいでアレなんですけれども、でも日常の生活の食器は応用範囲が広い方が良いですしねえ。シュガーボウル部を小鉢や蕎麦猪口の代わりに、上のクリーマー部をたれ等の液体を入れるもの、と考えると普段の生活で結構使えそうです。


本来この店の趣旨としてはオリジナルのビンテージ食器を扱いたいところですが、たまたま見つけて入手して調べてみたところリプロダクションであることが判明。正直どうしようかな、と思ったのですが、もしこれがビンテージのオリジナルであればそれ相当のお値段になるのは確実なので、それだったらビンテージのオリジナルよりもお手頃価格で皆さんに楽しんでいただけたらいいか、ということでみなさまにご紹介することにしました。




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